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無名ちゃんペロペロアニメ 「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」 レビュー


無名ちゃんペロペロアニメ 「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」 レビュー

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無名ちゃんペロペロアニメ 「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」 レビュー

 

 
  2019/06/18

放映時期 2019年5月10日
原作 なし
公式サイト https://kabaneri.com/

あらすじ
カバネたちを駆除しながら、安息地を目指して旅をする生駒たち。
たどり着いた「海門」では、カバネと人間の壮絶な戦いが繰り広げられていた。

 

評価点数★★☆☆☆ 60点

 

良くも悪くも変わらない作品。

本作品はTVアニメとして作られた「甲鉄城のカバネリ」の続編。
前作の詳しいレビューはこちら。

さて、前作の特徴といえば、独特な世界観で描かれる人とカバネリ(ゾンビみたいなもの)との戦いを、劇場版かと思うくらい素晴らしい作画によって描かれた作品。
画面上の迫力は凄まじいものの、肝心の脚本、キャラが全くもって描けていなかった。

一言で言うなら、「予算だけはすごいB級ゾンビ映画」であった。

 

本作は、この前作の特徴は何も変わっていない。
良くも悪くもである。

相変わらずキャラデザも作画も凄まじく良く、戦闘シーンはずっと見てられる。
戦闘以外でも、世界観を表すメカの細かな描写や、キャラの日常の動きなんかも丁寧に作り込まれており、素晴らしい完成度だ。

この画面の迫力は、前作から変わらない、良い点であった。

 

しかし、同時に悪い方も何もかわっていない。

相変わらず、展開がベタベタである。
予想外なことは、このアニメにないと言ってもいいだろう。
びっくりするくらいのベタだ。

この作戦は失敗しない→失敗する
ヒロインのピンチ→主人公がくる
憎しみを抱いた敵→説得で改心

こんな感じで、ベタベタな展開の連続である。
良く言えば、王道といえるが、この作品はそうではない。
キャラの描写が相変わらず薄すぎなため、全く感情移入ができないのだ。

だから、今作も前作同様に、ストーリーはお粗末なものであったとしか言えない。
だが、前作と少しだけ違うところもある。

これも、良い面と悪い面の両方があるのだが…

 

主人公の存在感

前作では、ベタではあるが、主人公はキチンと主人公はしていた。

決して魅力的な主人公ではなかったが、最低限の描写はあった。
展開の中心にもいた。

だから、最低限の物語のメリハリが彼によってつけられていた。

 

しかし、今作品はそれが全くない。

主人公は物語の中心にはない。
むしろ、完全な蚊帳の外といっていいだろう。
迷惑なやつでしかないのだ。

そして主人公として一番必要な「成長」が今作品には全くない。
ただ、今作品の主人公は戦闘するだけである。
しかも、その活躍シーンも微妙だ。

冒頭から活躍し続けるのはヒロインの無名であり、彼が活躍するのは本当に一部である。
基本的には会議で迷惑なやつ扱いされるか、牢屋で捕まっているしかない。
なんと情けない主人公だろうか…

 

擁護するなら…

一応彼のことを擁護するなら、今作品は本気で続編として作られたコンセプトの作品ではない。

劇場公開はされているが、今作品の立ち位置としては、正式な続編というより、OVAの外伝というのが正しいだろう。
だから、主人公だけでなく、周りのキャラもある程度描写しなければならない。

その割を、主人公が食ってしまったという見方もできる。
ただ、主人公が空気なことには変わらないのだが…

 

可愛さ百倍の無名ちゃん

前作から引き続き、メインヒロインを担当する無名ちゃん。
今作品はこれでもかというくらい彼女が優遇されている。

冒頭の戦闘シーンは彼女が進撃の巨人ばりのスピーディなアクションを繰り広げるシーンから始まるし、冒頭だけでなく、作品全体の7割くらいの戦闘シーンを彼女が占めている。
全く活躍できなかった主人公とは対照的だ。

彼女の戦闘シーンは、ただカッコいいだけではない。
「華やかさ」もしっかりとある。

ただゾンビを倒している戦闘シーン、しかし、明らかに画面に「華」がある。
これは、ただヌルヌル動いたり、ド派手な戦闘シーンを描いているだけでは表現できない。
微妙な動きや、僅かな表情の変化から出せる、アニメーションならではな表現と言える。
無名の戦闘シーンは本当に素晴らしい。
今作品の魅力のほとんどを占めていると言ってもいいだろう。

 

更に、今作品の無名は、日常シーンでもめちゃくちゃカワイイ。
完全に恋する少女なのである。

前作では、ストーリーの進行上、主人公とデレデレするわけにはいかなかったが、今作品の無名ちゃんはデレデレである。
そんな彼女を見ているだけで、そこらの萌アニメよりは十分に萌えることができる。

本当にカワイイ。
ぜひ見てほしい(力説)。

 

そして、今作品においては、主人公と違い、しっかりと彼女は成長している。
そこが大きなポイントだ。

しかも、戦闘的な成長というより、1人の恋する少女としての彼女の成長は、非常に微笑ましく、幸せになれる。

今作品をラストまで見た視聴者は思うだろう。
このアニメは無名ちゃんを愛でるアニメだったんだなぁ、と。

 

無名ちゃんペロペロ

相変わらず、薄い作品であった。

前作では、一応作品を成立させるだけのエピソードは描写されていたが、今作品はそれすらも危うい。
特に、主人公の影の薄さは問題だ。
これは、まっとうな作品として視聴するのは非常に痛ましい点である。

しかし、無名ちゃんという可愛い少女をペロペロするアニメとして考えれば、最高なアニメだ。
頭を空っぽにして、彼女の可愛さを堪能するのが今作品の正しい楽しみ方だろう。
ぜひとも次回作は彼女の魅力のみを全面に出した作品を出してほしい。

 

 

嘘です。
次回こそ、画面の迫力に見合った重厚なストーリーがついた、見かけだけではない本当の傑作が生まれることを切に願っております。

 

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ビッテンk

ビッテンk

熱いアニメが大好きな暇人。小池和夫じゃないけど、キャラクターを重視してアニメを見ることが多い。好きなキャラができれば多少の粗は見逃してしまう。飽きっぽいので途中で切ってしまうアニメが多いのが欠点。

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Original article source:http://aninov.net/?p=2203

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