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第323回:足柄城(足柄峠を押さえる境目の城)


第323回:足柄城(足柄峠を押さえる境目の城)

訪問日:2017年3月

足柄城は静岡県駿東郡小山町と神奈川県南足柄市の境にあったお城です。
足柄峠は非常に高い位置になりますが,古くより関東の玄関口の一つとして重要視されていました。
この交通の要衝を守るために元々は大森氏により築かれたとも言われていますが,関東支配が進む北条氏の小田原城の支城として1536-7年頃に北条氏綱により改修されたと見られています。
特に1568年甲相駿三国同盟が破棄されると武田氏との軍事的緊張が高まり度々改修が繰り返され武田氏滅亡まで続いたようです。1590年の豊臣秀吉小田原征伐では箱根を守る山中城とともに関東への侵入する役目を果たしましたが,山中城の落城により城将の北条氏光小田原城へ撤退したため大きな戦闘が行われること無く落城しました。

足柄城/01正面.jpg  足柄城/02新羅三郎笛吹き.jpg
●主郭の下あたりのスペースに車を止めました。
●丁度その辺りに新羅三郎義光吹笙之石というものがありました。
甲斐源氏の祖である源義光は笛も得意だったそうで,この石に座って秘曲を伝授したという伝説によるものです。

足柄城/案内板
消えかかった案内板に書き込んでい見ました。
主郭から五の郭まで五つの主要な曲輪が並列する連格式の縄張りで,五連郭とも呼ばれるそうです。

足柄城/03主郭.jpg  足柄城/04玉手ヶ池.jpg
主郭に上りました。県道の直ぐ上です。
見ての通り削平の状態はあまり完全なものでは無く波打って見えますね。
●主郭の東に残る玉手ヶ池。訪問時には水が無かったのですが,本丸井戸とも言われ城内の重要な貯水池であったようです。足柄峠の守護神である足柄明神姫・玉手姫から名づけられました。

足柄城/05主郭土塁.jpg  足柄城/06主郭と2曲輪堀切.jpg
●主郭の北西 二の郭側に残る土塁。城内にはこれ以外に目立つ土塁遺構がありませんでした。
背後の富士山が美しい。
●各曲輪の間は写真のような堀切が築かれています。

足柄城/07主郭と2曲輪の土橋.jpg  足柄城/08二の郭.jpg
●堀切の土橋のようになった部分を渡り二の郭へ向かいます。
二の郭の様子。

足柄城/09倉屋敷跡.jpg  足柄城/10堀切(2、3).jpg
●二の郭の東に伸びる部分にある倉屋敷跡と呼ばれる部分です。
●こちらは二の郭と三の郭の間にある堀切です。

足柄城/11三の郭.jpg  足柄城/12石積み痕跡三郭.jpg
●方形に成形された三の郭は二の郭の馬出としての役割があったとも考えられます。
●三の郭の北東面に残る石積みの痕跡。

足柄城/堀切3-4.JPG  足柄城/13馬出B.jpg  
●三の郭と四の郭の間の堀切は今までのものよりも幅が広い。
●三の郭から土橋を進むとさらに小さい方形の曲輪があり,三の郭と合わせて馬出を連続させていたと考えられます。

足柄城/14四の郭.jpg  足柄城/15井戸跡4曲輪.jpg
●広大な四の郭ですがあまり整備されていません。
●四の郭に残る井戸跡

足柄城/16枡形虎口F.jpg  足柄城/17空堀(4,5).jpg
●四の郭の北西部に残る枡形虎口を見るため草の中を突っ込んだのですが,写真では何のことかわかりません。五の郭側から左に折れ曲りながら侵入します。
●四の郭と五の郭の間の堀切も巨大で最大30mの幅があるそうです。

足柄城/18五の郭.jpg  足柄城/19空堀(5外).jpg
五の郭の抜け,さらに外側にある堀切に向かいます。
●これが五の郭の大外にある堀切。非常に巨大で圧巻です。北条氏にとって敵対する駿河側に対する強い防御の意識を感じますね。

足柄城/お地蔵さん  足柄城/20枡形虎口G.jpg
●五の郭で主要部は終わりですが,県道を少し北上しますと写真のような六地蔵と呼ばれるお地蔵様があります。
●お地蔵様の後ろ辺りに土塁で囲まれた枡形虎口の痕跡が残っています。

足柄城/21橋.JPG  足柄城/21曲輪I.jpg
●主郭に戻りまして反対側の遺構を見るべく県道に架かる橋を渡ります。
●こちらは山の神郭と呼ばれる曲輪です。

足柄城/22山の神社.JPG  足柄城/22足柄の関跡.jpg
●山の神郭の由来はどうやらこの山の神社と呼ばれるお社のようです。旅人の道中の安全を願ったものです。
●山の神郭の下にある足柄之関跡。非常に高所を通る峠道ですが,古くから重要な感動であったことが分かります。

足柄城/23足柄山聖天堂.jpg  足柄城/24曲輪J.jpg
●関所の前にある日本三大聖天尊の一つ,足柄山聖天堂。足柄山と言えば金太郎なのか石像がありますね。
●さらに県道を東に進むとあるこの曲輪は明神郭と呼ばれています。

あ~しがらや~まの山奥に~♪ 残る境目の城。山歩きの人や周辺に歴史遺産も多く思ったより賑わっていました。
戦国時代を通じて関東に入るためのボトルネックを押さえてきたこの城ですが,巨大な豊臣軍の前ではなすすべも無かったというところでしょうか。


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